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Webデザイナーになるには何が必要なの?

2023/02/22
イーツーの日常

みなさん初めまして。
イーツーでデザイナーとして働く森澤です。

PROFILE森澤Web DESIGNER

デザイナー10年目。
イーツーには約6年前に中途入社で参加

イラスト作成:ビオレママ顔メーカー3

一口にWebデザイナーといっても、その働き方や仕事の内容は会社によって結構違いがあったりします。

今回は、イーツーのデザイナーがどんなことをしているのかを紹介しつつ、Webデザイナーを目指している方に向けて個人的に思う必要なことをお伝えできればなと思います。

イーツーのデザイナーにはどんな人がいて、何をしてるの?

イーツーのデザイン事業部には、デザイナーとコーダーを合わせて10人が在籍しています。

デザイナーはデザインを考えたり作ったりするのがメインで、コーダーはコーディングと呼ばれる実装の部分などを主に手がけます。

デザイナーがコーディングをしたり、コーダーがデザインを調整する機会もありますが、簡単に言うと1つのサイトを作るのにもいろんな作業があるので、部署の中でも役割分担をしながら作業を進めることが多い、と言うイメージを持ってもらえればいいと思います。 メンバー全員フル在宅の環境で、中には首都圏から離れて作業しているメンバーもいますが、コミュニケーションが円滑に行えるような仕組みになっているので、うまく連携して作業を進めています。

年齢や性別、経歴は様々ですが、基本的に落ち着いたメンバーが多い気がします。 人並みな紹介ですが、みんな気さくで優しくていい人です。


イーツーデザイナーの業務内容

デザイン事業部の中でも「デザイナー」と「コーダー」で少し役割が違うのですが、ここでは「デザイナー」の仕事についてご紹介します。

イーツーでのデザイン業務はWeb制作(デザイン、コーディング)の他、アプリデザイン、ロゴデザイン、紙(ポスターやリーフレット)、画像加工やアニメーション、動画作成など多岐に渡ります。

メインはWeb制作になっていて、中でも企業さんのコーポレートサイト(公式ページみたいなもの)が多くなっています。 そのほか、経験を積んだデザイナーはUI/UXの設計やアートディレクション、マネジメントなどの仕事も任されていきます。

こうしてみると、「やることが多いな~」と感じるかもしれませんが、本人の希望や得手不得手によって役割が変わっていったりもしますので、得意なことを伸ばしたり、あえて苦手なところ、やったことがない事にチャレンジするといったことも可能です。

例えば僕の場合、UI/UXの設計やコンセプトデザイン、プロトタイプ作成に比重を置いていて、コーディングなどはコーダーや得意なメンバーにお任せするといったプロジェクトも多いです。 常に個人がやりたいようにできるという意味ではないですが、業務としてやれることが多いからこそ、柔軟性のあるチーム体制になっていると思います。

新人のうちは、公開済みのWebサイトの更新やバナーのデザインなどから入ってもらい、徐々に大きなサイトのデザインコーディングや、コンペティション用のデザイン作成などに関わってもらうようになります。


Webデザイナーになるのに必要なモノってなに?

必要なものをお伝えする前に…
学生の方や転職を考えてる方からよく言われるのが、「自分はセンスがないからデザイナーなんて出来ないですよね…」というような意見?悩み?です。

デザイナーと聞くと、センスに溢れていて、常にクリエイティブでファッショナブルで独創的で…などなど偏ったイメージを持たれがちですが、そのよく言われる「センス」と言う言葉に少し語弊があるのかなと思います。
デザイナーに必要なセンスというものは先天性の、抽象的なフワッとしたものではなく、勉強や経験によって誰にでも身に付けることができる能力のうちの1つです。
かの「くまモン」の生みの親であるアートディレクターの水野学さんの著書「センスは知識からはじまる」では、センスのことを数値化できない事象の良し悪しを判断し、最適化する能力と定義しています。

デザインの勉強を始めたタイミングの差でスタートラインが違ったとしても、努力すればみんなセンスのあるデザイナーになれるということですね。

ということで、センスがないから不安だけどやってみたいな…という方は「これから伸ばしていくんだ!」という気持ちで、安心して挑戦してみてください。


センスはなくてもいいとして、じゃあ一体何が必要なの?

紹介と前置きが長くなりました。

個人的に、デザイナーになる前段階として持っておきたい大事なことは以下の3つかなと思っています。

  1. 好奇心&探究心
  2. コミュニケーション能力
  3. ポートフォリオ
① 好奇心&探究心

Webデザイナーと言う仕事は、技術や流行などにより日々進化して行く業界にあります。
常に「新しい物」=「いい物」では無いですが、色々なことに敏感でいるための好奇心と、いいと思ったものを深掘りしていけるような探究心を併せ持って仕事をしていくことがとても大切だと思います。
あまり固定観念を持たずに、柔らかい頭でいることがかなり重要だと思います。

② コミュニケーション能力

どこに行っても必要とされますよね。デザイナーも例外じゃないどころか、結構重要な要素です。

ただ、ここで言うコミュニケーション能力というのは、おしゃべりが上手とか好きと言う意味ではなく、いかに相手の意見を聞き入れ、気持ちを汲み取れるかという能力です。

自分は学生の頃 と言うか今でも 誰とでも仲良くなれるようなタイプではなく、当時は何故かデザイナーというクリエイター職に「黙々と作業をする、ある種の職人」的なイメージがあったりして、そこがいいななんて考えもありました。
ですが実際は、お客さんや他部署の人と常にやり取りをしながら進めていく仕事が多く、そもそも人と人、人とサービスのコミュニケーションをデザインすることが求められる仕事なので、当時の僕のような「コミュニケーション能力はそこまで重要じゃない」というイメージを持っているとギャップを感じるかもしれません。

③ ポートフォリオ

人に見せるための作品集のことです。

無いとダメですか?と聞かれることも多く、様々なケースがあるとは思うのですが、率直に言って無いと厳しいと思います。
というのも、ポートフォリオが無いと本当にデザインという仕事を好きになって、成長して行ってもらえるのかの判断が難しくなってしまうからです。

ポートフォリオで見たいのは、ボリュームや個々の作品の良し悪しよりも、どういう思考の持ち主で、デザインを好きな気持ちがあるかどうかという部分が多かったりします。

見せ方や形式に決まりは無いので、やってみたい!と思ってから日が浅く、作品集なんて用意できない…という方も、なんでもいいので気持ちを伝えられるものを用意してみるのがいいと思います。

僕が新卒で入った会社には、1ページ目に堂々とヘタくそな自画像デッサンを入れてやりました。


入社前に何か勉強したほうがいい事ってある?

デザイナーを目指すに当たって 何か勉強したい!身につけておきたい! という方もいると思います。
以下にイーツーの実務で使用しているツールや言語の一部を掲載しておきますので、参考にしてもらいつつ、興味があるものから触れてみてもらえるといいかもしれません。

イーツーでは個々のレベルに関係なく、基礎から学んでもらえるような研修期間を設けていますが、どんな物を使うかだけでも理解しておくと安心できるかと思います。

デザインツール

デザインツールのアイコン

  • Adobe Photoshop (フォトショップ)
  • Adobe XD(エックスディー)
  • Adobe Illustrator(イラストレーター)
  • Figma(フィグマ)
  • Adobe AfterEffects(アフターエフェクト)

コーディング関係

コーディング画面

  • HTML (エイチティーエムエル)
  • CSS (カスケーディング・スタイル・シート)
  • JavaScript(ジャバスクリプト)
  • VSCode(ビジュアルスタジオコード)
  • SublimeText(サブライムテキスト)

まとめ

個人的に、デザイナーは気持ちがあれば誰にでもなれる職業だと思っています。 デザイナーを名乗るのに免許も資格も必要ないですし、何ができるからといった基準も無いです。 

だからこそ、なった後に身につけなきゃいけないことは多くあります。

必要なものというよりは自社の紹介と心構えの話になってしまったかもしれませんが、デザイナーを目指している、目指してみようかなと思ってる方の後押しになれば幸いです!

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