"技術力おばけ"になれない君へ
ITソリューション事業部門リーダー 田村です。
E2に入ってかれこれ10数年…
気がつけば人生の半分くらいコードを書いてます。
技術力おばけ?
さて、技術力がとても高い人を、"技術力おばけ"と呼びます。
(呼びますというか、私が勝手に作りましたw)
"コミュ力おばけ"の技術力版です、E2にも何人かいますね。
当たり前のように技術力は高いに越したことはないのですが、私の技術力は正直高いと言えないのが現実です。
プログラミングは早くないし、画期的なコードが書けるわけでもない、最新の技術を積極的に取り入れる勇気と覚悟も、どっちかと言えばありません…(小声)
技術力おばけに本当はなりたい…でもなれない…そんな私が、就活生の皆さんに向けて、技術力おばけに対抗する術(=技術力と同等に社会において大事だと思うこと)をリーダー目線でお伝えします。
ちなみに”技術力おばけ"は、頭が良い人、プログラミングのセンスが良い人という訳ではありません。
それらが全く関係ないとは言いませんが、努力という部分が1番大きいです。
"技術力おばけ"に対抗する
1. 雑務をまきとる
大きな荷物を運んでいる人、備品の整理をしている人、ダンボールを片付けている人、給料日飲み会の買い出しをする人、レクリエーション決める人 etc...
会社では案件に直結しない雑務がそこそこ発生しています。
上司や先輩が(もちろん同僚も)雑務らしき何かをやっていたら、手伝いますか?代わりますか?と積極的に声をかけて、まきとりましょう!
業務をしっかりやるのはもちろん、それ以外で何か自分にできることを探してほしいです。
声をかけてもらえるのは単純に嬉しいですし、この人は周りがちゃんと見えていて気が利くな~と言う印象を受けます。
2. イベントの幹事に立候補する
E2はイベントが多い会社です、イベントの幹事を積極的にやりましょう!(近年はコロナ禍で集まるイベントは行えていませんが...)
創立記念パーティに忘年会旅行、退職者がいれば送別会、結婚・出産する社員がいればお祝い品を送るなどなど…。
1年間先輩たちを見ていれば、いつ頃になんのイベントがあるのか、幹事はどんなことをやっているのかが分かります。
お願いをされて幹事をするのではなく、そろそろ企画する時期ですよね?やります!と自ら声を上げられるかどうかがポイントです。
幹事をこなすと段取り力もアップしますし、色んな人と交流もできます!(段取り力はそのまま仕事に生かせます)
ただし、雑務とイベントの幹事でカバーできるのは2年目くらいまでです…!
3. 新人教育の担当になる
新人教育に高い技術力は求められないので、新人教育の担当になりましょう!
高い技術力は必要ないのですが、教育担当自身が教える内容をしっかりと理解をしていることは必要です。
人に教えようとすると、自分の中で曖昧になっているところがハッキリするので、自分自身の理解も深まります。
技術面だけでなく後輩への察し方、説明の仕方など、色々な点で勉強にもなります。
新人教育は正直大変ですが、それ以上に自分のためになります!
また、きっとあなたも教育担当の先輩にはたくさんお世話になるはずです、それを次の代に還元するのも大切な役目です。
4 誰か〜と言われたときに手を上げる
会社にいると、「これ誰かお願いできますか?」「この案件やってみたい人いませんか?」など、聞かれることが多々あります。
「こんなアイデアや企画募集してます!」と言ったものも含みます。
こういう時、積極的に手を挙げましょう!
誰がやってもいいので、お願いする側は誰か〜と言っていますが、逆に誰でもできる作業と言えます。
しかも、誰か〜と言っている時はできたら若手にやって欲しい、更に本当はこの人にやって欲しいと思っていることも多いです。
ちなみに、なんでその人にやって欲しいのかは、他の人と比べて抱えている作業量が少なかったり、ステップアップのために多少無理してでもやって欲しかったりと、様々です。
周りの状況を見て、これは自分に言われてるのかなと察せるか、汲み取れるかどうかも重要です。
「察しろ」なんて難しいですよね。でも、直接指示されたことしかできない人は社会においてとても不利です。
これらができたら技術力は低くていいの?
…違いますね!(矛盾)
技術力が高ければこれらをやらなくていい訳ではないですし、これらができていれば技術力が低くてもいい訳でもありません。
ただ、会社における「積極性」と「周りや状況を見ること」は、技術力の高さと同じくらい大事だと思っています。
テレワークでの仕事が主となっている現代では、他の社員と同じ空間にいないため周りや状況は見づらいと思いますが、テレワークだから積極的に社員のことを知ろうとする姿勢も大事です。
朝礼や日報などで多少見えることはあると思うので、この人これが趣味なんだ、この案件忙しそうだな~、この前休んでたけど大丈夫かな?など周りを見ていれば、話す機会があった時にその話題を振ってみることもできます。
自分の技術力が足りてないな…周りの人よりできないな…と感じても、他の何かで補えることがあるはずです。
また、案件を進める上でも「積極性」と「周りや状況を見ること」 は非常に大切になります。単純な技術力が必要になる場面ばかりではないのです。
本当に伝えたかったことはこれ
会社は8時間勤務するわけですから、平日はほとんどの時間を仕事に費やしているといっても過言ではありません。
多くの時間を費やすからこそ、気分良く充実した時間を過ごせたらいいですよね。
会社に属している以上、一人で仕事をしているわけではありません。知らず知らずのうちに、上司や先輩そして同僚や後輩にも助けられて仕事をしています。
仕事はぜったい積極的にやったほうが面白いですし、周りの人が少し優しかったり気を使ってくれたら嬉しいですよね。
最後は導入とだいぶ違った形になってしまいましたが、これから社会人になる皆さんに少しでも意識をしてもらえたら幸いです。